180度不動産では、

住まいのことを考える上で、

「自分たちの暮らす街が好きかどうか」がとても重要だと考えています。

みなさんの住むまちは、どのくらい好きですか?

 

まちが好きになるヒントを得ようと、

今回、福岡県の筑後地方、佐賀市のまちをみてきました。

まずは八女市です。(人口約6万6千人)

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歴史ある町並みがまだ残っており、山口県でいえば柳井の白壁の町並みに近いイメージです。

この地域にU・Iターンして若い人が移り住んできています。

古い建物を活かしてリノベーション、自分たちで改修してカフェやお店を開いていたり、

若い発想・視点で古い町並みを活用していく取り組みの真っ最中でした。

 

続いて柳川市です。(人口約6万8千人)

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水郷の川下りが有名な立派な観光地ですが、

観光地以外は、もはや商店街の風情が残っておらず、古い町並みはほとんど残されていません。

ただ、路面店の裏側にはかつての水路がしっかりと残されており、

このような表にはでてこない、裏に眠る歴史を紐解いていくとおもしろいと感じました。

 

続いて大牟田市です。(人口約12万人)

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かつて炭鉱で栄えた工業都市ですが、

現在は駅前商店街は空き地だらけの歯抜けの商店街となってしまっています。

日中はさびしい限りですが、夜は街なかの飲食店がにぎわうとのことです。

ここは宇部市と共通している点が多くあると思います。

この大牟田でも、若いパワーによる新しい取り組みも始まっており、

やはり住居のリノベーション、DIYによる改修、

お店も手作り感のあるかわいらしいお店があちこちにできていました。

1つ1つの魅力的なお店やスポットが増えていけば、きっと街もおもしろくなると思います。

 

最後に佐賀市です。(人口約23万5千人)

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写真左のわいわいコンテナという、街なかの空き地に芝生を敷いた上に、コンテナの店舗があるという、

街なかの交流拠点として活用されているスペースの見学がそもそもの目的だったのですが、

街あるきをしていると、「佐賀」のイメージとして全くなかった、歴史ある町並みと、

個性的な飲食店があちこちに立ち並ぶ街なかの様子を見ると、とても活気があるように感じました。

たしかに、街ゆく人の姿は少なかったですが、週末や夜は賑わっていそうな雰囲気でしたし、

街自体にまだまだ魅力がたくさんあるように見受けられました。

 

以上、4つの地方都市を見て感じるのは、

街なかの活性化とか、まちづくりとひとことで言っても、

何をどうしたいのか、

つまり、街なかに人をもっと集めたい、など

何を目標とするかで、街づくりの取り組み方が変わってくると思いますし、

そもそもその街の歴史や変遷、今の街の現状によって、

何をすべきか、何をしたらよくなるのか、それぞれ課題は違ってくると思います。

 

ただ、唯一共通していることは、

その街に魅力的な人がいるかどうか、集められるかどうか。

街をおもしろくしていこうとする人が、どれだけいるかどうかで変わってくることだと思います。

 

まちづくりとはいえ、

建物をどうこうの問題ではなく、

結局はそこに住む人が、生き生きと活動できる街かどうかが大切のような気がします。